日本の参議院は今月19日、森友学園の文書改ざん問題をめぐり集中審議を行う。副首相兼財務相の麻生太郎氏を含む政府高官が出席することから、麻生氏は19−20日にアルゼンチンで開かれるG20(20カ国・地域)財務相?9?9中央銀行総裁会議を欠席することを決定した。
自民党参議院国会対策委員長の関口昌一氏は、民進党参議院国会対策委員長の那谷屋正義氏と15日に国会で会談を開き、19日に安倍晋三首相らが出席する参議院予算委員会で集中審議を行うことで合意した。同問題に関わる主要政府部門の財務省も、出席し答弁する必要がある。そのため麻生氏はG20財務省会議に出席できなくなり、木原稔財務副大臣が代理で出席する。
野党は森友学園問題の抗議を示すため国会を欠席しており、通常の事務的な審議と一部の会議が行えなくなっている。与党は国会を一日も早く正常な軌道に戻すため、佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問を行うなど、野党と協議している。安倍昭恵氏の証人喚問については、書き換えに関わっていなかったことを理由に拒否した。
森友学園が低価格で国有地を取得した問題について、佐川氏は財務省理財局長として何度も国会で答弁していた。森友側と事前に価格を取り決めていたことを終始否定したほか、さらに交渉と会談の記録は「すでに破棄されている」と繰り返した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月16日