香港メディア:米国と中国、量子コンピューター分野で激しい争い

香港メディア:米国と中国、量子コンピューター分野で激しい争い。米国と中国は現在、関税の引き上げを互いに脅し合っている。両国はこれと同時に、もう一つの経済戦争を繰り広げている。コンピューティングの次のトレンドを誰が主導することになるかを決めるものともなり得る戦いだ…

タグ:米国 コンピューター 化合物

発信時間:2018-04-14 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 米国と中国は現在、関税の引き上げを互いに脅し合っている。両国はこれと同時に、もう一つの経済戦争を繰り広げている。コンピューティングの次のトレンドを誰が主導することになるかを決めるものともなり得る戦いだ。中国の大学と米国の技術系企業は現在、量子コンピューターの開発で互いに争っている。量子コンピューターの処理能力は非常に強大で、製薬企業や農業系企業、自動車メーカーが化合物や材料を発見する方法を変えるものとなる。香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」が伝えた。


 中国が量子コンピューティングの分野に投入している総経費を知ることは難しい。中国政府は現在、安徽省合肥に投資額100億ドルの量子情報科学国家実験室を建設しており、2020年に竣工の見通しだ。2016年7月の米国政府の報告によると、米国政府は量子科学に年間2億ドルを支援しているが、一部の研究者や企業はこれではまだ足りないと考えている。


 量子コンピューティング分野の「必殺の応用」の一つとされるのが暗号化だ。この技術は、現代の世界の商業と通信の安全を確保するものとなる。研究機構Patinformaticsによると、中国の大学と欧米の金融機関は現在、量子暗号化技術を使うためのより多くの特許の取得に取り組んでいる。


 トランプ米大統領は中国が知的財産権を盗んでいると非難しているが、量子コンピューターの分野での具体的な指摘はない。中国はこれまで、本土での革新の推進に努め、本国の企業による世界での特許と商標の取得を支持し、研究開発への投入を増加し続けてきた。経済協力開発機構(OECD)によると、中国はすでに、米国に次ぐ「第二の科学技術強国」となっている。


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