技術系企業は量子コンピューティングを次の革命とみなしている。Patinformaticsのトニー・トリップ常務理事は、どの企業または国家が量子コンピューティングを率いることになるかはまだわからないと指摘する。現状から見れば、米国企業の強みはハードウェアにあり、中国と日本の企業はソフトウェアとアプリケーションに集中的に取り組んでいる。米議会の米中経済安全保障検討委員会は最近の報告書で、米国が長期にわたって主導してきた量子情報科学の分野で中国が「米国との技術の差を縮小している」と指摘し、「中国政府には統一的な戦略がある一方、米国の開発投入のレベルは一貫性がなく不安定で、政府の協調も限定的」であることをその理由として挙げた。
量子力学は、中国が実力強化をはかっている分野だ。米国国立標準技術研究所の物理計測研究所のカール・ウィリアムス副所長は、中国政府は企業と研究機関に多額の経費を与えており、「彼らは急速な進展を遂げている」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月14日