広東省恵州市の火力発電企業の財務担当者は、次のように計算した。2017年を例とすると、企業の発電増値税売上税額は5億4700万元で、増値税税率が17%から16%に引き下げられると3200万元減の5億1500万元となる。昨年の仕入税額は3億8200万元で、税率引き下げにより2200万元減少する。仕入税額と同時に控除額も減少した影響により、増値税税率引き下げによる通年の負担軽減は1000万元となる。
また増値税小規模納税人基準の統一も、企業にボーナスをもたらした。浙江省の某医療技術企業の責任者である曹昱氏は「増値税一般納税者は小規模納税者に切り替えることができ、これにより税負担を16万元軽減できた。当社の取引先は主に浙江省の公立病院であり、通常は増値税専用発票を必要としない。そのため当社が一般納税者と認定されてから受け取った発票の9割以上が増値税普通発票であり、仕入専用発票は微々たるものだった。今や当社は小規模納税者として登録されており、企業の発展が後押しされている」と説明した。情報によると、浙江省全体で6000社以上の企業が、小規模納税者に登録切り替えを終えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月5日