国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は4日、許可が得られれば数週間内に朝鮮の査察を実施できるよう準備を整えたと発表した。
天野氏はIAEA定例理事会の会期中、記者に対して「朝鮮核問題の政治決定が下され、IAEAがその枠組み内で許可を得ることができれば、数週間内に査察を実施できる」と表明した。
IAEAは現在、朝鮮に査察官を派遣しておらず、衛星写真などにより朝鮮の核計画の発展状況を調べ、分析するに留まっている。
IAEAは朝鮮の核問題への監視を強化し、将来的に朝鮮で査察を行う準備をするため、専門チームを発足している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月5日