「トランプ化」の影響①共和党が「トランプ党」に

「トランプ化」の影響①共和党が「トランプ党」に。

タグ:トランプ化 影響

発信時間:2018-06-28 15:13:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 トランプ大統領が就任してから500日以上が経過するが、国内外には現在も衝撃が走っている。トランプ氏の不法移民に対する手心を一切加えない政策が猛反発を浴び、同盟国の鉄鋼・アルミ製品に追加関税を導入しG7の亀裂を深め、中国に大規模な貿易戦争を仕掛けると脅迫し世界の株価を下落させた。ところがトランプ氏本人の国内の支持率は、下がるばかりかむしろ上昇している。さらに米国経済が好調であることから、国が正しい方向にむかっていると考える国民の比率もやや上昇している。ロシア疑惑をめぐる調査の推進と中間選挙の圧力の拡大に伴い、トランプ氏はわが道を行く決意を固めているようだ。この「陶磁器店に乱入した雄牛」は落ち着かないようで、米国と国際社会が「トランプ化」を続けるかが実際問題になっている。


 共和党が「トランプ党」に


 現状を見る限り、トランプ氏と共和党のどちらがどちらを変えるかという問題については、米国の政治権力を握るトランプ氏の方が強い支配力を持っている。今回の中間選挙で、ライアン下院議長、トランプ氏と対立する共和党上院議員らを含め、退職を希望するか再選を望まない共和党議員が50人弱いる。これらの共和党保守派が意気消沈するなか、トランプ氏以上にトランプ氏らしい共和党の候補者が予備選で波に乗っている。彼らにとってトランプ氏は、勝利の武器になっている。


 2010年のティーパーティー運動により多くの反保守派議員が国会に進出したのと同様、今回の選挙で反保守派の多くの候補者が国会に進出し、共和党による両院の支配維持を促す。トランプ氏の国会における勢力が拡大し、米国の「トランプ化」がさらに続く。共和党は自由貿易を掲げる、移民問題でも比較的寛容な政党だったが、「トランプ党」に変えられようとしている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月28日




 

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