中国政府は24日、「新時代の中国国防」白書を発表した。新華社が伝えた。
これは中国政府が1998年以降に発表した10冊目の国防白書であり、また中国共産党第18回全国代表大会以降初めて発表する総合国防白書でもある。
白書の全文は約2万7千字で、本文部分には国際安全情勢、新時代の中国防御性国防政策、新時代における軍隊の使命任務履行、改革中の中国国防と軍隊、合理的で適度な国防支出、人類運命共同体構築への積極的奉仕など6つの章節に分かれている。
白書は、「世界の多極化、経済のグローバル化、社会の情報化、文化の多様化のさらなる進展に伴い、平和や発展、協力、ウィンウィンという時代潮流は逆行できないものとなっているが、世界の安全保障が直面する不安定性と不確実性はより際立っており、世界は平安とは言えない」と指摘した。