第2回中国国際輸入博覧会が11月5日、盛大に開幕する。中国と世界が深く融合し、ウィンウィンの発展を図る美しい絵巻がゆっくりと広げられる。(人民日報「国紀平」掲載)
150余りの国と地域の企業3000社余りが出展する。参加する国、地域、国際組織、出展企業(フォーチュン・グローバル500入りした企業や各業種のリーディングカンパニーを含む)の数は、いずれも第1回を上回る。展示エリアの面積を数度拡張したが、それでもブースを確保するのは難しい。
発足から間もない博覧会が、全世界的範囲でこのように非常に高い人気を博しているのはなぜか?
非常に高い人気はまず、輸入博覧会の「非凡な出自」によるものだ。輸入をテーマとする世界初の国レベルの博覧会、国際貿易発展の歴史における大きなパイオニア的事業であり、習近平国家主席が自ら計画し、方針を立て、推し進めたものだ。
非常に高い人気は、第1回輸入博覧会が素晴らしいものであり、出展企業らに満ち溢れるほどの獲得感をもたらしたことにもよる。わずか6日間の会期で、80万人以上が訪れて商談をし、見学や体験をし、成約高は578億ドルに達した。
非常に高い人気は、中国の包括的な開放のたゆまぬ深化への世界中の企業の信頼を示すものでもある。関税水準はさらに下がり、ネガティブリストはさらに少なくなり、市場参入はさらに円滑になり、市場ルールはさらに透明なものになった。さらに高水準の対外開放を推し進める一連の重大な措置が相次いで実施され、各国の企業が中国市場に参入するための制度環境は絶えず優れたものに変えられ、中国のチャンスを分かち合うルートはさらに素早く手軽なものになっている。
「今後15年で中国の輸入する物品は30兆ドル、サービスは10兆ドルを超える見込みだ」。習主席が第1回輸入博覧会開幕式で示した中国の大市場についての予測は世界的に熱い議論を呼んだ。中国消費市場の台頭を、世界は一致して中国経済の長期安定的発展の重要な支えと見ており、これは各国企業が引き続き中国に投資するうえでの焦点でもある。
日本貿易振興機構(ジェトロ)は日本企業の出展を積極的に取りまとめ、中国市場で「大きな潜在的発展性を持つ」食品、農産品、医薬品などを重点的にPRしている。「輸入博覧会はこうした産品の中国における販路拡大に重要なプラットフォームを提供する」からだ。
シンガポールからは企業84社がチームを組んで参加する。シンガポール工商業連合会の張松声会長は「第1回輸入博覧会で得た成果から、中国に行ってイノベーティブな製品やサービスを展示することを望むシンガポール企業が増えている」と語る。