中央人民政府駐香港特別行政区連絡弁公室(中連弁)の責任者は12日「最近の暴力違法分子による破壊活動の全面的なエスカレートに激しい非難を加える。香港特別行政区政府が必要なあらゆる措置を講じて早急に暴力と混乱を制止し、秩序を回復し、法に基づき暴力違法分子を逮捕し、暴力行為を厳重に処罰することを断固支持する」とする声明を発表した。
同責任者は「連日香港の暴力分子は破壊活動をエスカレートさせ続け、香港中の各地区で狂気じみた暴力・破壊・放火をはたらき、道路交通を麻痺させ、鉄道レールを破壊し、運行中の列車に火焔瓶を投げつけ、一般市民に無差別に危害を加え、暴力をキャンパスに持ち込み、大陸部の学生を包囲襲撃している。暴徒達は警察も袋叩きにし、拳銃を奪い取り、警察車両を燃やしさえしている。さらにショッキングなことに、11日午後に香港馬鞍山地区で、一群の暴徒が彼らの破壊活動に反対した一般市民一人に不満があるため、可燃性の液体をこの市民にかけたうえ火をつけた。この市民は瞬時に『火人』となり、全身の広範な部位に深刻な火傷を負った。このような白昼堂々たる謀殺行為はあからさまなテロリズムであり、行為において守るべき一線がまったくなく、人間性と道徳が全くなく、いかなる文明社会も容認できないものであり、暴徒を法の裁きにかけ、容赦なく厳罰に処さなければならない」とした。
また「5カ月余り絶えず続く大規模な違法暴力行為は、すでに香港を極めて危険な状況に追いやっている。ここ数日で、エスカレートし続ける暴力行為によってさらに百人以上が負傷し、各地区の市民の移動が妨げられ、数多くの市民は恐れながら生活しており、人身の安全は保障されず、言論の自由など公民の権利は深刻に剥奪され、法治など香港の基本的価値観は極めて大きく破壊されている。自分たちの政治的私利のために香港全体の利益の破壊を辞さない暴力煽動派の醜悪な姿を全社会が明確に認識することを望む。真に心から香港を愛する市民は皆立ち上がって暴徒にノーと言い、暴力と袂を分かち、香港の平穏と安定を共同で守るべきだ。香港中連弁は特区政府、香港の警察当局と司法機関が法治原則を堅守し、必要なあらゆる手段を果断に講じ、様々な違法暴力行為とテロリズム行為を強力に抑え込み、これに打撃を与え、早急に暴力と混乱を制止し、秩序を回復することを断固支持する」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年11月14日