香港ディズニーランド・リゾートは16日、大陸部及び海外からの観光客の減少を受け、園内のレストランが主に香港現地客の意見を参考にし、2020年年初に新メニューを発表すると表明した。
ディズニーの飲食事業担当者は同日の発表会で、映画『アナと雪の女王』をテーマとしたスイーツなど40点、及び中国風のオードブル「八和菜」などを提供すると表明した。
香港観光発展局のデータによると、暴力活動の影響を受け、香港を訪れる観光客が数カ月に渡り減少している。今年第3四半期は前年同期比26%減の1190万人で、年率換算で2003年第2四半期ぶりの下げ幅となった。10月は前年同月比で4割以上も減少した。大陸部及び世界各地からの観光客数がいずれも減少している。
記者はこの数カ月内に香港ディズニーランドを数回取材した。かつての混雑はなく、現地客が中心的だった。さらに園内の多くのアトラクションと飲食店が閉鎖されており、定番の「ナイトパレード」も2カ月停止されている。交通の理由により、香港ディズニーランドは閉園時間の切り上げを余儀なくされており、また観光客に遅れず市街地に戻るよう注意を促している。
香港ディズニーランドの公共事業副総裁の黎珮珊氏は、「香港を訪れる観光客が減少するなか、ディズニーランドも不況に陥っている。来年は香港ディズニーランドのオープンから15年目だが、観光客数が増えることに期待している」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月17日