新型肺炎感染対策 「中国の経験」どう生かすか?

新型肺炎感染対策 「中国の経験」どう生かすか?。これらの対策に目を通すと、時間の推移とともに新たな内容が追加され、それぞれの地域が模索した心得が凝結している…

タグ:治療 予防 感染症 接触 

発信時間:2020-03-09 16:01:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


▽「地方案」で地域に応じた対策


 これらの対策案をベースに策定された「地方案」にはそれぞれ特色がある。感染拡大が最も深刻な湖北省武漢市は1月21日、「患者、資源、専門家、収容治療を集約」する方針を打ち出した。この時点では3つの指定病院を含め感染者の治療に使えるベッド数はわずか200床だったが、それが今では指定病院、仮設病院、隔離治療施設のすべてでベッド数に余裕があり、より多くの患者がいつでも治療を受けられる状況になった。


 北京市は今月3日、「北京市新型コロナウイルス肺炎患者の臨床方法」(第一版)を発表。感染者の入院の流れ、医者の指示と診療、看護などの現場業務を整理して標準化した。国外からの感染患者数の持続的増加がみられ、市内にまだ散発的な感染者が存在する首都圏にとって指導的な役割を果たす。


 2日に上海市が発表した、新型コロナウイルスの総合治療に関する専門家のコンセンサスは、その治療の経験と成果が凝縮している。復旦大学付属中山医院感染病科の胡必傑主任は「進んだ医療資源によって『上海案』の臨床CT診断は、より詳細かつ正確なものになっている。CD4リンパ細胞数が少ない患者は重症化しやすいことが上海で発見されたため、検査項目にCD4リンパ細胞検査が追加された」と説明。


 西蔵(チベット)自治区は「新型コロナウイルス感染による肺炎 チベット医薬による予防・治療案」をチベット語と中国語で発表し、チベット医薬の理論的特徴に結び付けて治療法を分析した。江西省は「新型コロナウイル肺炎の予防と回復に関する食事療法案」で漢方薬などを使った食事療法を提案した。


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