楊潔篪中共中央政治局委員(中央外事活動委員会弁公室主任)は16日、米国のポンペオ国務長官と電話で会談した。新華社が伝えた。
楊氏は「感染症の発生以来、中国側は終始公開性・透明性・責任ある姿勢で、世界保健機関(WHO)及び米国を含む世界各国に速やかに状況を通知し、情報を共有し、国際協力を繰り広げるとともに、一部の国々にできる限りの寄付を行い、サポートしてきた。国際社会はこれを高く評価し、中国国民の払った努力は全世界の感染予防・抑止の取り組みのために貴重な時間を稼ぎ、重要な貢献をしたと考えている」と強調。
「米国の一部の政治屋は絶えず中国側の感染予防・抑止の努力を中傷し、中国をスティグマタイズして、中国国民の強い憤りをかきたてている。中国側はこれに断固として反対し、激しく非難する。米側は直ちに過ちを正し、中国に対するいわれなき非難を止めるべきだ。中国側は米側に対して、中国を中傷し、そのイメージを悪くするいかなる企ても思い通りになることはあり得ず、中国の利益を損なういかなる行為も必ず中国側の断固たる反撃に遭うということを厳正に告げる」と指摘した。
また「国際社会が感染症との戦いで積極的に協力を繰り広げることが当面の急務だ。中国側は米側に対して、中米両国民及び世界各国の人々の共通利益と意向の観点から、中国側及び国際社会と意思疎通や協力を強化し、国際的な公衆衛生上の安全を共同で守るよう促す」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年3月17日