【CRI時評】威圧的な発言をしても米政治屋の感染症対策の失敗は隠せない

【CRI時評】威圧的な発言をしても米政治屋の感染症対策の失敗は隠せない。

タグ:感染症対策

発信時間:2020-04-12 16:23:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米共和党のリンゼー・グラム上院議員はこのほど、米FOXテレビのニュース番組で、「中国政府は1万6000人の米国人の死と1700万人の米国人の失業に責任がある」などと威圧的な発言をした。


 米国の政治屋たちは、自らと所属する利益集団の政治上の私利を守るために、新型コロナウイルス感染症対策における失敗の責任を中国に押し付け、矛盾を転嫁することに必死になっている。だが、米国政府が自ら招いた悪い結果はあまりにも大きく、振り払うことができないものだ。


 米紙ワシントン・ポストは先日、米国は1月3日に中国が発した感染症に関する警報を受けてからトランプ大統領が3月13日に国家非常事態を宣言するまでの70日間、中国からの注意喚起に漠然と対処し、隠蔽すらして何もせず、貴重な時間を無駄にしてきたと指摘している。


 米紙ボストン・グローブは最近の社説で、「多くの苦難と死は避けられるものだった」とし、「ホワイトハウスの壊滅的な決定が、この世界で最も豊かな国を例えようのない苦難の日々に追いやった」と指摘している。


 米紙ニューヨーク・タイムズは、米国では感染症への対応の多くが「政治的計算に覆われている」と批判している。


 感染症に直面し、米国のウイルス検査は不備だらけで、医療物資不足も突出しているにもかかわらず、米国の一部の政治屋が最も懸念しているのは経済だ。「経済の実績」は、米国の現政権が最も重視している資本であり、トランプ大統領が再選を目指す上での「よりどころ」でもある。


 グラム上院議員らは、感染症対策における自らの問題点を反省しないばかりか、米国での感染拡大と失業者数上昇の責任を中国に押し付けている。これは全く筋の通らないものだ。米政府の政策決定層が、圧力をそらし焦点をぼかすために精力を使っていることが、「好機」をますます小さくしている。


 ウイルスは国家や人種を問わない。責任の押し付けでは失われた時間は永遠に取り戻せない。感染症は魔鏡のようなものだ。米国の一部の政治屋の人間性と品行の悪さを映し出している。(CRI論説員)


 「中国国際放送局日本語版」2020年4月12日



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