中国の「両会」が5月21、22日に北京市で開幕するという確かな情報が水曜日、伝わった。北京市、天津市、河北省は同日午後、感染対策レベルを「1級」から「2級」に引き下げ、国内低リスク地域から北京に入る人員への隔離措置を取り消した。これらの宣言は節目となる進展で、中国がすでに新型コロナウイルス感染症をしっかりコントロールし、全面的に経済・社会活動を再開し常態化感染対策を行う新時代に入り始めたことを象徴している。環球時報が伝えた。
京津冀(北京・天津・河北)及び湖北省は全国で最後まで1級対策を維持していた地域だ。北京は首都であり、その絶対的な安全には全国に影響を及ぼす政治的意義がある。両会が予定より2カ月後に北京で開かれることは、全国の数千人の代表・委員が北京で一堂に会し、世界的な感染拡大後で最大規模の政治会議を形成することを意味する。また最近では世界最大規模の人員密集になる可能性が高い。これは現地の感染拡大が封じ込められたことを最も良く宣言しており、人口14億人の中国の能力と自信を示した。
いかに感染症をコントロールし、「経済ストップ」を脱し操業を再開させるべきかについて、中国は先頭に立つ模索者だ。中国は疫学的法則を遵守し全国的に感染者を極力ゼロにする道を歩み、これを実現した。中国は外からの輸入防止、国内のぶり返しの防止も徹底しており、第1段階の感染対策の成果を維持した。
海外は中国の状況をよく理解していない。欧米の感染状況は非常に深刻で、そこでは中国がすでに行ったことを想像しにくい。中国の両会開催の決定が発表される数時間前、米国の感染者が100万人を突破した。その約2日前、世界の感染者は300万人を突破した。このような背景があり、中国の感染対策の成績がより際立っている。
米政府は感染対策の失敗の責任逃れという政治的目的により、中国が感染者と死者のデータを隠蔽しているとありもしないことを主張し、中国の感染対策の成績は「嘘」と言いふらし、西側世論の喧伝を促している。中国は自国への中傷に反論すると同時に、国全体の生活が絶えず正常化に向かい着実に前進しているという最良の答えを示した。
生活及び商業活動の再開、観光業の再稼働、都市部のラッシュ時の渋滞を偽造できる国はない。さらに溜め込まれていた消費の意欲、SNSの喜ばしいグループチャットなど、都市の健全な運行再開は無理な操業再開とは完全に異なる。
感染対策から経済活動の再開まで一歩ずつ着実に歩み、全国で統一的に計画を立てられたことは、中国の最も貴い点だ。これは衝動的ではなく、用心深い行動と言える。すべての決定が慎重に検討された。世界の感染対策にはさまざまな手段があるが、中国の手段は歴史的に最も成功したものと評価されるはずだ。中国の感染対策をめぐるさまざまな嘘は、より明らかになる事実によって押しつぶされる。
当然ながら感染はまだ真の終息を迎えていない。人類を一つの全体とすると、我々と新型コロナウイルスの戦いはまだ初期の可能性が高い。世界のより厳しい感染情勢は、北半球の次の冬に訪れるかもしれない。中国は引き続き強い警戒を維持しなければならず、生活を再開すると同時に感染対策の気を緩めてはならない。全国民はこれに強く賛同してくれるはずだ。中国の感染対策はすでに常態化しており、常にこの社会の隅々までスキャンを行い、常に局地的な感染に備え、新たな感染経路を断ち切る。
経済・社会・生活の正常化は中国の国際事業の処理に豊かな基礎を提供する。世界の感染対策情勢は今後も変化するが、いかに変化しようとも中国は能動的な位置を占める。米国の中国への攻撃が瓦解すれば、我々は多くの確かなチャンスを手にする。引き続き自国のことに取り組み、中国の生産再開率を世界最高とすると同時に、感染のぶり返しを防ぐ。そうすれば中国はいかなる国際的な問題にも対応できるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月30日