米「近衛兵」の数十人が感染

米「近衛兵」の数十人が感染。

タグ:米シークレットサービス 新型コロナに感染

発信時間:2020-05-11 15:09:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 米メディアによると、大統領、副大統領、その他の高官の安全保障を担当する米シークレットサービスのうち、20人以上が新型コロナに感染している。


 ヤフー・ニュースは9日、米国土安全保障省が毎日行っている感染状況報告を引用し、「7日夜現在で34人の感染が確認されており、うち23人が回復している。また60人が隔離観察を受けている」と伝えた。


 米メディアによると、新型コロナはホワイトハウスの「中枢」に浸透しようとしている。


 トランプ氏は8日、マイク・ペンス副大統領のケーティー・ミラー報道官が感染したと述べた。ミラー氏の夫はスティーブン・ミラー大統領補佐官。またホワイトハウスは7日、トランプ氏及びその家族の世話係を勤める職員が感染したと発表した。


 国土安全保障省の報告は、大統領もしくは副大統領と最近近距離接触したかなど、感染者の詳細な状況を明らかにしなかった。


 国土安全保障省はそれに触れなかった。シークレットサービスがプライバシーの保護と機密を理由とし詳細な状況の開示を拒否している。


 シークレットサービスのジャスティン・フリーランド報道官は「感染が始まった当初より、シークレットサービスは保健部門と協力し、保護対象及び当方の職員の安全を守っている。シークレットサービスは引き続き米国疾病予防管理センター(CDC)が発表した防疫ガイドに基づき防護を徹底する」と述べた。


 ホワイトハウスのJudd Deere副報道官は先週、「ホワイトハウスに入る全員が検温を受けなければならない。近距離でトランプ氏及びペンス氏と接触した人は検査を2回受ける必要がある」と話した。


 しかしヤフー・ニュースによると、ホワイトハウスの防疫措置は徹底されておらず、大統領室などの場で大型活動を開催することがあり、かつ参加者もマスクを着用していないという。シークレットサービスの多くの職員が、ホワイトハウスで勤務中にマスクを着用していない。さらに大統領及び副大統領と近距離接触する人員の2回の検温が義務付けられているが、先週には記者が検温を2回受けずに、もしくはマスクを着用せずに大統領室に入ることが何度もあった。


 感染症の流行後、トランプ氏は公の場でマスクを着用したことがない。トランプ氏によると、感染が確認された世話係の職員とは頻繁に接触していないという。しかしCNBCは、この職員は「配膳、身だしなみ、その他の個人の事務の処理など、大統領と非常に密に接している」と報じた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月11日

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