米国の老人ホームのコロナ死者、全体の3分の1に

米国の老人ホームのコロナ死者、全体の3分の1に。

タグ:米国 老人ホーム コロナ死者

発信時間:2020-05-11 15:14:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 メディアの報道によると、全米の新型コロナウイルス感染症による死者のうち、老人ホームの死者の割合が3分の1に達している。助けのない高齢者は、政府の感染対策不足の最大の被害者になっている。


 米ビジネス・インサイダーによると、米国の老人ホーム及び各種高齢者コミュニティで暮らす住民は全人口の0.5%のみ。これらの機関の感染者は国全体の10%を占めているが、死者は驚異的な33%にのぼっている。これは米国の高齢者が感染症の「最もハイリスクなグループ」であることを意味する。ビジネス・インサイダーはさらに、米国の老人ホームを「死の収容所」と称した。狭苦しい居住環境、劣悪な生活条件、職員の不足による行き届かない介護といった不利な要素が重なり、同類機関が現在の惨状に陥っている。


 NYタイムズによると、老人ホームの塗炭の苦しみは、トランプ大統領の大統領選のダメージになっている。トランプ氏は2016年の大統領選で、65歳以上の「シルバー」からの支持率で競争相手のヒラリー氏に完勝した。「アメリカを再び偉大に」という大統領選のスローガンが、国の輝きを経験したことのある高齢者のノスタルジーに強く訴えかけたからだ。ところが米国で最近高齢者の死亡率が上がり、かつホワイトハウスの「人命軽視・経済重視」の方針により、トランプ氏は高齢者の間で支持率が下がり続けている。競争相手、民主党の「候補内定者」であるバイデン氏の「シルバー」の支持率は、トランプ氏を10ポイントリードしている。


 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月11日

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