王毅氏は24日の第13期全国人民代表大会第3回会議の記者会見で、記者の中米関係の質問に以下のように回答した。
中米関係は世界の焦点である。現在、米国は世界で感染症が最も深刻な国であり、毎日多くの命が失われている。米国人の不幸に対し、我々は心から同情し、米国人がいち早く感染症に打ち勝ち、正常な生活に戻ることを心から望んでいる。
新型コロナウイルス感染症は中米両国の共通の敵である。助け合うことは両国民の共通の望みである。感染症の流行当初、米国の多くのサークル、企業、民衆が中国に援助の手を差し伸べてくれた。米国で感染症が蔓延してから、中国の政府、地方、各界人は積極的に反応し、米国に大量の医療物資を寄贈した。我々は米国側の中国調達に支援と便利も提供し、マスクだけで120億枚以上輸出した。これは米国人1人あたり約40枚のマスクに相当する。
中米両国が現在もっともやるべきことは、まず互いを手本とし、防疫の経験をシェアし、両国各自の防疫に助力することである。2つ目は、国際社会の期待に応え、防疫の多国間協力に共同で参与し推し進め、世界の防疫に貢献すること。3つ目は、感染症の長期化と防疫の常態化に着目し、感染症の両国経済および世界経済へのダメージをどのように緩和するかをマクロ政策の面から早急に交流することである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月24日