世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は17日、中国・アフリカ団結抗疫(団結して感染症と戦う)特別サミットは中国・アフリカ協力の場の一つであるが、このような場は世界の団結を促進し、共に感染症と戦う上で極めて重要だと述べた。
テドロス氏はWHOの定例記者会見で、次のように述べた。
新型コロナウイルスの感染状況を受け、中国、南アフリカ、セネガルは共同提案によりこの特別サミットを開いた。共に感染症と戦うことが、今回の会議の議題に指定された。
中国・アフリカ特別サミットという場は、世界の団結強化にとって重要だ。新型コロナウイルスは非常に危険なウイルスで、感染ペースが速く危険で、先進国を含む多くの国が襲撃を受けた。共に感染症と戦うことがその解決策となる。一致団結はウイルスに打ち勝つため非常に重要だ。
感染症が発生した最初の1-2カ月の感染者は約8万5000人だったが、過去2カ月で600万人増加した。ウイルスは感染拡大を加速している。ウイルスよりも早めの行動により打ち勝つことができる。迅速な行動の最も重要な要素は団結だ。
アフリカに対する中国の各種感染対策支援に謝意を表する。新型コロナの流行後、中国は終始アフリカを支援している。専門家を派遣し情報を共有し、さらに試薬キットなどの医療物資の支援を提供した。同時に中国のアフリカ支援は保健分野に限られない。中国は経済回復などの問題を考慮し、一部のアフリカ諸国の債務を免除している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月18日