大国は危機のなか責任感を持ち協力し、団結を感染対策の基調にすべき
WHOのテドロス事務局長は先ほど記者会見で、目に涙をためながら震える声で「対立を捨て、団結し感染症と戦うことはできないのか」と問いかけた。この一幕は人々の胸を打つ。
過去百年を振り返ると、第二次大戦、9.11同時多発テロ、さらには世界的な金融危機に至るまで、人類は協力により難関を乗り切った。危機に打ち勝つため、団結が必要で重要であることは言わずもがなだ。しかし新型コロナの流行後、団結は「不足品」になっており、国際機関でさえ何度も大きな声で呼びかけているほどだ。
一部の大国は有利な科学技術資源及び先進的な医療水準を持つが、感染症の試練への対応は呆れたものとなっている。これは自己中心的で狭隘な考え方のせいだ。国内では感染症を武器とし批判し合い、対外的には防疫物資を押収しワクチン技術を強奪し、さらには勝手に中傷し責任を押し付けている。
ホートン氏は英ガーディアン紙に「一部の国は歴史を書き換え、失敗を隠そうとしている。感染症は政府間で衝突が生じる時ではなく、各国の人々が苦楽を共にする時であるべきだ」と訴えた。
「団結と協力は国際社会が感染症に打ち勝つ最も強い武器だ」「相互支持、団結と協力こそが危機に打ち勝つこの世の王道だ」中国の指導者の声が再び国際舞台で響いている。
新型コロナは全人類の共通の危機であり、感染症に打ち勝つことは国際社会の共同の任務だ。国レベルから世界レベルまで、責任感を持ち団結し協力することは、感染症との戦いにおいて不可欠だ。危急の時、大国は自国民及び国際社会への責任を果たし、世界の感染対策協力を積極的に推進し、人類の健康と幸福を全力で守るべきだ。こうすることで歴史の検証に耐えられるようになる。