外交部の汪文斌報道官は25日に北京で開かれた定例記者会見で、「中国政府はグリーン発展の理念を堅持し、エコ文明建設を経済、社会、文化などの建設と同等に重要な位置につけ、生物多様性の保全を高く重視する」と述べました。
報道によりますと、英総合学術雑誌『ネイチャー』は23日に社説を発表し、生物多様性の継続的な損失と生態系の継続的な退化は人類の福祉と生存に深刻な影響を与え、生物多様性の保全における中国の貴重な経験は全世界が学ぶに値すると指摘しました。
汪報道官は関連の質問に答えた際、「中国政府は相次いで40項目以上の文書を打ち出し、空間面での生態系の保全及び生態系の保護と回復に注力し、生物多様性の保全に法律と政策の面で力強い保障を提供する」と話しました。
汪報道官はまた、「国連は今月30日に生物多様性サミットを開催する。習近平国家主席は会議に出席し、談話を発表する。生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)の議長国として、中国は念入りに大会を準備し、積極的に生物多様性保全の実践と経験を共有し、公開、透明、締約国による稼動の原則を堅持する前提に、各方面が共通認識を拡大させ、互いに歩み寄るよう推進し、野心的で均衡のとれた実務的な『ポスト2020生物多様性世界枠組み』の達成を促進し、より公正かつ合理的で、各々が力を生かすことができる生物多様性ガバナンスシステムを形成していきたい」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2020年9月26日