ファイブアイズはワクチンの分配当初に供給が需要に追いつかず、米国のワクチンが必然的に先進国に集中することをよく理解していたはずだ。WHOが提供したデータによると、エイズ治療薬が開発されてから貧困国で使用されるまで十数年かかった。HINIワクチンが開発されてから貧困国で使用されるまで、流行はとっくに終了していた。これまでのワクチン分配の順序に基づくと、発展途上国が米国の新型コロナワクチンを入手するまで、あとどれほど紆余曲折を経るかは不明だ。
ところが中国のワクチンという重要な人道主義の補完に対して、米国及び主要同盟国は冷淡、さらには馬鹿にする態度を示し続けている。彼らは中国のワクチンの3期臨床試験を手伝ったことがなく、西側メディアは特に中国のワクチンに対して全体的に非友好的だ。中国製のワクチンに関するあらゆる不利な情報を誇張することに熱中し、中国が「ワクチン外交」を展開しているとデタラメを言っている。これは力を合わせファイザーのワクチンを支持し、このワクチンの接種により死者が出たといった極端な情報に目をつぶる彼らの態度とは対照的だ。
これは人道主義の需要を顧みないワクチンの民族主義と利己主義、政治の偏見で感染対策事業を主導する狭隘なやり方だ。感染対策をめぐる人類の団結が余りにも弱いが、主に消極的な態度を示しているのが米国とその主な同盟国であることは明らかだ。
その一方で、インドネシア、トルコ、セイシェル、セルビア、フィリピンなどの各国の首脳は中国のワクチンを支持し、さらには自ら人々の前で接種を受けている。これは多くの発展途上国が中国のワクチンに安心するため大きな力を生んだ。彼らはこれにより、発展途上国が先進国と同時にワクチン接種を推進する権利を共に守り、公平を勇敢に勝ち取っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月20日