第13期全国人民代表大会第4回会議は3月7日午後3時、人民大会堂のプレスセンターで記者会見を開き、国務委員兼外交部部長の王毅氏が「中国の外交政策と対外関係」について国内外の記者の質問に答えた。
記者の新型コロナワクチンに関する質問に対して、王毅氏は以下のように答えた。
中国はワクチン公共財の「第一属性」を終始守っている。我々はワクチン開発後に世界公共財とすることを真っ先に承諾し、特にワクチンの発展途上国での普及可能性と負担可能性の向上に努めている。
世界で多くのワクチンが発売されており、どのワクチンを選ぶかは各国がそれぞれ決める。中国のワクチンにしても、外国のワクチンにしても、安全で信頼できればよいワクチンである。我々は「ワクチン民主主義」に反対し、「ワクチンの溝」を作ることを認めず、ワクチン協力を政治目的にする企みを反対する。我々は全てのワクチン生産能力を備える国がワクチンを必要とする国、特に発展途上国にワクチンをできるだけ提供し、各国人民が使用できる本当の「人民のワクチン」になることを望んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月7日