アブラン・ドス・サントス駐中国東ティモール大使はこのほど、人民日報海外網の取材に応じた際に「中国が厳しい感染対策を講じたからこそ、私は今日こうしてここに座り皆さんと会うことができた」と心から感嘆を漏らした。これは中国の感染症との戦いを目撃した者の心の声だ。
サントス氏は中国人民と共に極めて異例となった2020年を過ごした。中国での特殊な勤務開始により、サントス氏は中国をより深く認識し、東ティモールと中国の関係発展に向けいっそうやる気を出した。
「中国の感染対策を信じる」
サントス氏は昨年3月、北京行きの便に搭乗し、新たな中国駐在生活を始めようとしていた。さまざまな不確実性があったが、サントス氏はどれほど困難であっても職責を果たす決意を下していた。「これは私の責任だ」
航空機が北京に着陸した時から、サントス氏は中国の全面的で厳しく徹底的な感染対策を深く実感した。「すべての人がマスクを着用し、すべての人がソーシャルディスタンスを守っていた」サントス氏は北京到着後、常にマスクを着用し、出入りの際に検温を受けた。
中国の感染拡大が効果的に封じ込まれ、各地が常態化感染対策段階に入ると、サントス氏は昨年9月に初めて湖北省武漢市を訪れた。「再スタート」した武漢の街頭は混雑していた。武漢では当時、すでに感染者がゼロになっていた。サントス氏は、すべての人が安全な距離をしっかり保ち、屋内外でマスクを着用していることに気づいた。「私は当初、なぜマスクをつけるのか、ここには明らかに感染者がいないではないかと思っていた。私はその後、中国人が防疫規定を厳守したからこそ、中国がこれほど顕著な感染対策の成果を手にしたことを理解した。私は中国の感染対策を信じており、中国の医療従事者の勤労に敬意を持っている」