中国のインフラ、東ティモールでも有名
サントス氏にとっての中国には、整ったインフラという深い印象がある。「中国ではどこに行っても道路と橋が見られる。私はさらに中国のさまざまな交通機関を試したが、中国の高速鉄道は非常に速い」
サントス氏が好む中国のインフラは、東ティモールでも有名だ。中国が建設を支援した東ティモール大統領府、外務省ビル、国防省・国防軍司令部ビルはすでに、東ティモールの首都ディリのランドマークタワーになっている。中国企業が東ティモールで建設を請け負う「1網」「1路」「1港」プロジェクトも注目されている。東ティモール国家電網プロジェクトは深刻な電力不足を大幅に解消した。スアイ高速道路は東ティモール初の現代的な高速道路になった。建設が着々と進むティバール港プロジェクトは竣工後、東ティモールにとって史上初の現代化国際コンテナ埠頭になる。サントス氏は「中国のプロジェクト技術者が東ティモールの道路と港の建設現場で活躍し、東ティモールにインフラの豊かな成果をもたらした。これは両国の一帯一路共同建設の活き活きとした縮図だ」と話した。
一帯一路が結ぶのは道路、それから人の心だ。サントス氏は東ティモールの教育の発展を非常に重視しているが、中国はその重要なパートナーだ。サントス氏は「中国政府は毎年、東ティモールの大学生や院生に奨学金を提供している。感染が一日も早く終わり、より多くの東ティモールの学生が中国で留学することを願う」と表明した。
両国のさまざまな二国間協力の掘り下げに伴い、経済・貿易の成果も絶えず記録を塗り替えている。開放的な中国は東ティモールの特産品を国際市場に、中国人の日常生活に持ち込んだ。東ティモールは中国国際輸入博覧会の参加を続けており、独特なハッカの香りのする東ティモール産ジャコウネココーヒーが人気商品になっている。サントス氏は「東ティモールにはコーヒーなどの特色ある農産物のほか、豊富な漁業資源がある。中国企業の東ティモールの農業や漁業などへの投資拡大を歓迎する」と述べた。
サントス氏は両国関係の発展の未来に大きな自信を持っている。「中国は東ティモールが2002年に独立回復した後に初めて国交を結んだ国だ。国交樹立から十数年に渡り、両国関係は終始堅固で、二国間協力が両国の人民に幸福をもたらした。二国間の各分野の協力が今後さらに掘り下げられることを願う」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2021年4月1日