新型コロナウイルスを自然起源とすることは、学術界の普遍的共通認識だ。先般、世界的に著名な専門家らが『ランセット』に発表した論文で、現時点で、新型コロナウイルスが中国の研究所から流出したとの理論を支持するいかなる科学的証拠もないことを重ねて表明した。だが武漢ウイルス研究所及び武漢P4実験室から新型コロナウイルスが流出したとのデマは、依然としてある程度受け入れられている。新華社が伝えた。
これについて、中国科学院武漢国家バイオセーフティ実験室主任、武漢ウイルス研究所研究員の袁志明氏は22日に開いた記者発表会で、「2019年12月30日以前に武漢ウイルス研究所で新型コロナウイルスの接触・保存・研究が行われたことはない。これまで武漢ウイルス研究所が新型コロナウイルスを設計・製造したことはないし、流出もさせていない。現在までに武漢ウイルス研究所のスタッフ及び大学院生は新型コロナウイルスの『感染ゼロ』が続いている」と表明。
また袁氏は、「バイオセーフティレベル及び防護レベルが最も高い実験室である武漢P4実験室では、2018年の正式な運用開始以来、いかなる病原流出事故、人員への感染事故も起きていない」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年7月24日