新型コロナ、最も早く発生したのは米国?

新型コロナ、最も早く発生したのは米国?。NIHの研究によって、新型コロナウイルスが2019年12月に米本土で「緩やかに感染拡大」していたことが証明されたことだ。この時期は中国の武漢でウイルスが出現する1カ月前だ…

タグ:米フォート・デトリック生物実験室

発信時間:2021-07-29 15:01:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米国が再び新型コロナウイルス起源解明問題で中国に邪魔立てすると、中国人は我慢できなくなり、世界保健機関(WHO)に米フォート・デトリック生物実験室の調査を求める署名活動を開始した。署名は急増したが、人数が1000万人を超えると署名サイトのサーバーが攻撃を2回受けた。攻撃は米国のIPアドレスからだった。幸いにもサーバーは攻撃に耐え、損失は少なかった。しかしおそらくこれで終わりにはならないだろう。フォート・デトリックの真相を隠そうとする米国の勢力の、中国のこのサーバーに対する攻撃は今後も続くだろう。

 

 フォート・デトリックとは何者か。これは米軍に属する生物化学実験室で、その中にはナチスドイツ及び侵華日軍「731部隊」などの細菌戦の資料が保存されている。フォート・デトリックに近い2軒の老人福祉施設で2019年7月、原因不明の「肺炎」が発生した。同実験室の所在地であるメリーランド州は同年9月、同州でいわゆる「電子タバコ肺炎」が発生し、患者の数が激増したと報告した。ちょうどこの時期、米国のバージニア州北部とウィスコンシン州で「原因不明の呼吸器疾患」が発生し、大規模な「電子タバコ肺炎」が発生した。米国疾病予防管理センター(CDC)は2019年7月、フォート・デトリックに稼働停止を求める公開書簡を送った。フォート・デトリックはこうして閉鎖された。

 

 なぜこの生物化学実験室を閉鎖したのか。当時目にした原因は、漏洩の問題の存在だ。しかし何が漏洩したのだろうか。それはどの程度だろうか。漏洩は周辺の「電子タバコ肺炎」の大発生の原因だろうか。米国は「国家安全」を口実に、これらすべての開示を拒否し、現在も謎のままとなっている。

 

 事実上、現段階で各種ルートから明らかになっている情報によると、米国で新型コロナウイルスが発生した時期は少なくとも中国より1カ月早い。米メディアの報道によると、アメリカ国立衛生研究所(NIH)は現地時間2021年6月15日、「私たちすべての人」という研究を開始した。研究者は2020年の年初に採取された、米国各地の2万4000件の血液検体を検査し、うち少なくとも9人の血液検体から新型コロナウイルスの抗体が検出された。最も重要なことは、NIHの研究によって、新型コロナウイルスが2019年12月に米本土で「緩やかに感染拡大」していたことが証明されたことだ。この時期は中国の武漢でウイルスが出現する1カ月前だ。

 

 また米紙「パームビーチポスト」及び「USAトゥデイ」の2020年の報道によると、初の新型コロナウイルス感染者が正式に発表される2カ月前(2019年12月)、フロリダ州で171人が新型コロナウイルスに感染しており、うち103人に渡航歴がなかった。

 

 米国はなぜ自ら調査を行わず、さらには他者による調査を拒否するのだろうか。これは心にやましいことがあるからだ。

 

 しかし米国は逃げられない。全世界の少なくとも20億人以上が米国とフォート・デトリックを疑問視しているからだ。米国は説明し、口先だけで何度も強調している公正と透明の原則を貫き、新型コロナウイルスの米国での発生・発展状況に関する各国の科学者の調査を認め、417万人の犠牲者に公道を返すべきだ。(筆者・鈕文新)

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月29日

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