王毅国務委員兼外交部長は20日、世界シンクタンクサミットにビデオメッセージを寄せ、台湾問題について中国側の立場を明らかにしました。
王外交部長は、「台湾当局の『米国に頼って独立を企てる』たくらみと、一部の米国人の『台湾で中国をけん制する』動きに対し、習近平国家主席は中米オンライン首脳会談の際に厳重な警告を発し、確固たる立場を表明した。世界には一つの中国しかなく、台湾は中国の一部である。われわれは平和的統一の前途を模索するために最大限の努力をするが、国を分裂させようとするいかなる「台湾独立」行為も絶対に容認せず、国際的に『二つの中国』または『一つの中国、一つの台湾』とみなすことも絶対に受け入れられない」と述べました。
王外交部長はさらに「『台湾独立』に反対する態度が鮮明であればあるほど、『台湾独立』を制止する措置が断固たるものであればあるほど、両岸の平和的統一はますます希望が持てるものになり、台湾海峡の平和と安定はますます可能なものになり、アジア太平洋の平和と繁栄はますます保障される」と強調しました。
「中国国際放送局日本語版」2021年11月21日