2022北京メディアセンター(BMC)で18日に行われた「美しい中国・グリーン冬季五輪」に関する特別記者会見で明らかになったところによると、ここ数年、「美しい中国」建設が重要なステップを踏み、中国の生態環境保護は歴史的で、ターニングポイントとなる、全面的な飛躍を遂げ、人と自然の調和・共生の近代化した、青空・澄んだ水・きれいな土・緑の大地の「美しい中国」建設の新たな道のりをスタートした。
「美しい中国」建設は段階的な進展を遂げている。この5年間に、グリーン発展の成果が徐々に顕在化し、エネルギー消費に占める石炭の割合は56%前後まで低下し、クリーンエネルギーの割合は25.3%に上昇した。
生態環境の質が改善を続けている。この5年間に、全国の地級市(省と県の中間にある行政単位)以上の都市では微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が25%低下し、優良天気日数の割合は4.9ポイント上昇し、重度汚染天気日数の割合は4割近く低下した。水質を見ると、全国では3類以上の割合が84.9%に上昇し、劣5類以下の割合が1.2%まで低下した。土壌の安全利用のレベルが安定的に上昇し、生態系保護のためのレッドラインが大まかに策定され、大規模な国土緑化行動が持続的に展開され、森林率は23.04%に到達し、2000年以降に世界で増加した緑化面積のうち約25%が中国によるものだった。
現代的な生態環境のガバナンス力が上昇を続けている。主体機能エリアの制度が徐々に整備され、中央政府の生態環境保護の監督点検がより踏み込んで実施され、汚染物質排出許可証、生態系保護への補償といった環境ガバナンス制度が急速に整備され、生態文明を支える「四梁八柱」制度システムが大まかに形成された。
グリーン五輪開催は理念から行動へ、ビジョンから現実へと変わった。中国はグリーン五輪開催のための措置を全面的に実施し、既存の五輪会場を改造して十分に活用し、新たに作られた会場は設計段階から環境への影響の軽減に努めた。国家スピードスケート館(アイスリボン)は世界で初めて超大氷面に二酸化炭素(CO2)遷臨界直冷技術を使用して製氷したスピードスケート会場であり、CO2排出量がゼロに近い。北京冬季五輪のすべての会場はグリーン建築の基準をクリアし、通常の電源ではグリーン電力を100%使用している。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年2月20日