王毅国務委員が独外相と電話会談 ウクライナ情勢について意見を交換

中国国際放送局  |  2022-02-27

王毅国務委員が独外相と電話会談 ウクライナ情勢について意見を交換。

タグ:ウクライナ

発信時間:2022-02-27 16:49:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 王毅国務委員兼外交部長は26日、ドイツのベアボック外相と電話会談を行いました。


 双方は現在のウクライナ情勢について重点的に意見を交換しました。王国務委員は、「中国側はウクライナ情勢の変化に高い関心を寄せ、情勢の緩和と政治的解決に役立つすべての努力を支持している。欧州の安全問題をめぐっては、各国の合理的な関心が重視されるべきだ。北大西洋条約機構(NATO)が5ラウンド連続で東方拡大をしている状況の下、ロシアの正当な安全の要求は適切に解決されるべきだ」と述べました。


 王国務委員はさらに、「冷戦はとっくに終わっており、NATOは自分の位置づけと責任を改めて考える必要がある。集団対抗に基づく冷戦思考は徹底的に捨てなければならない」と強調し、NATO、EUとロシアの対話再開を支持し、均衡で効果的、持続可能なヨーロッパの安全メカニズムの構築を求め、ヨーロッパ大陸の長期的な安定を実現することを支持する中国側の姿勢を示しました。


 王国務委員はまた、制裁手段で問題を解決することに賛同せず、国際法の根拠のない一方的な制裁に反対することを表明し、「事実で証明されているように、制裁は問題を解決できないだけでなく、新しい問題を作り出し、経済的に『両者の敗北』『各側の敗北』といった局面をもたらし、政治的な解決のプロセスにも影響を及ぼす」と述べました。


 そして、王国務委員は、「国連安全保障理事会が行動すれば、現在の危機の政治的解決に役立つと考えている。このことから、中国側は安保理でウクライナ問題に関する決議案を検討する際、武力行使の承認と制裁を含む表現の引用を阻止した」と明らかにし、引き続き平和を求め、平和を実現するために建設的な役割を果たしていく中国側の姿勢を示しました。


 「中国国際放送局日本語版」2022年2月27日

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