オーストラリアのフライデンバーグ財務相は、中国のいわゆる「経済的脅迫」に関する発言の中で、オーストラリアが中国への貿易依存を緩和するために、投資を拡大し、新たな輸出先を探すことを表明しました。
これを受け、中国外交部の趙立堅報道官は1日の定例記者会見で、「中国に、いわゆる『経済的脅迫』のレッテルを貼ることはできない。現在の中豪関係の難局の責任は、完全にオーストラリア側にある」と指摘しました。
趙報道官は、「中国は常に、オープンで寛容、互恵・ウィンウィンの理念を堅持し、開放型世界経済の構築を推進し、各国と発展のチャンスを分かち合ってきた。オーストラリアは対中協力から大きな利益を得ており、中国の発展から恩恵を受けている」と述べました。
趙報道官はまた、「オーストラリア側の急務は、中豪関係の後退の原因を直視し、冷戦思考とイデオロギー的偏見を捨てることだ。基本的事実を尊重し、中国とその発展を客観的かつ合理的に見つめ、相互尊重と平等の原則を守り、両国の関係を処理することが重要だ」と主張しました。
「中国国際放送局日本語版」2022年4月3日