王毅国務委員兼外交部長(外相)は4日、ミャンマー・バガンで第7回瀾滄江―メコン川協力外相会合に出席した。会合後、王部長はミャンマーのワナ・マウン・ルイン外相との共同記者会見に臨んだ。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。
王部長は「流域6ヶ国が共同参加する新しいタイプの準地域協力メカニズムである『瀾滄江―メコン川協力』は、始動から6年で迅速に発展し、顕著な成果を挙げ、地域協力の『黄金の模範』となっている。流域6ヶ国は引き続き『発展重視、実務・効率、開放・包摂』という瀾滄江―メコン川理念を堅持し、『対等な付き合い、誠実な互助、家族同様』という瀾滄江―メコン川文化を発揚し、粘り強く協力を図り、一意専心で発展を促し、瀾滄江―メコン川協力のたゆまぬ質的向上と高度化を推進していく」と説明。外相会合での新たな協力合意を「3つの6」という表現を用いて総括した。
(1)「戦略先導の強化」「経済的融合の深化」「農業協力の拡大」「グリーン開発の堅持」「デジタル協力の促進」「人的・文化的交流の緊密化」という6大協力方針について話し合い、計画した。
(2)「瀾滄江―メコン川農業協力百千万行動計画」「瀾滄江―メコン川興水恵民計画」「瀾滄江―メコン川デジタル経済協力計画」「瀾滄江―メコン川宇宙協力計画」「瀾滄江―メコン川英才計画」「瀾滄江―メコン川公衆衛生協力計画」という、瀾滄江―メコン川流域に恩恵をもたらす6大措置の実施を宣言した。
(3)「瀾滄江―メコン川協力5年行動計画(2023ー2027)」を採択し、「共同報道発表文」「税関貿易の安全と通関の円滑化協力の深化」「農業協力と食糧安全保障」「災害管理協力」「文明間の交流と相互参考に関する共同声明」という6つの文書を発表した。このうち、「瀾滄江―メコン川協力5年行動計画(2023ー2027)」は第4回瀾滄江―メコン川協力首脳会合に提出される。
王部長は「中国は常に『親誠恵容』の周辺外交理念を実践し、常に正しい道理と利益を兼ね備え、正しい道理を優先し、常に瀾滄江―メコン川諸国と協力の利益を分かち合い、発展の原動力を増やし、瀾滄江―メコン川協力の活力を高め、原動力を増やし、魅力を高めて、地域各国の人々のために、さらに素晴らしい未来を切り開いていく」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年7月5日