新華社は9日、米国の国内外における強制労働の事実及び真相に関する報告書を発表した。米国の児童及び女性に対する強制労働は衝撃的だ。
ある非営利団体は、米国では現在およそ50万人の児童が農作業に従事していると見積もった。多くの児童は8歳から働き始め、毎週72時間働く。農場の児童労働者は長期的に農薬などの危険化学品に晒されている。また彼らは鋭い工具と重い機械を操作しなければならない。必要な訓練と保護措置を受けていないことから、労災の深刻なリスクに直面している。アメリカ国立労働安全衛生研究所(NIOSH)のデータによると、1995−2002年にかけて907人の青少年が米国の農場で死亡したとみられる。米紙「ワシントン・ポスト」によると、2003−16年にかけて米国の452人の児童が労災で死亡し、うち237人が農業事故だった。米国政府説明責任局(GAO)が2018年11月に報告した内容によると、児童労働者の5.5%が農場で苦しい作業に従事しており、死亡した児童労働者のうち半分が農業に従事していた。米国の各州のタバコ農場は、タバコの収穫及び乾燥などに多くの児童労働者を雇用している。これは彼らの心身の健康を大きく損ねており、多くの児童にニコチン中毒が生じ、さらには肺の感染が確認されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年8月10日