馬朝旭外交副部長(外務次官)は9日のインタビューで、ペロシ氏の台湾地区訪問について記者の質問に答えた。
【記者】「台湾の40年余りの現状を変更しているのは、米国ではなく中国だ」との米側の主張を、どう見るか。
【馬副部長】台湾海峡の現状とは、両岸は同じく一つの中国に属し、台湾地区は中国の一部であり、中国の国家主権と領土的一体性は分割されたことがないということだ。この現状を打破しているのは中国ではなく、米国と「台湾独立」分裂勢力だ。長年にわたり、米側は台湾当局との結託を強め、台湾地区との実質的関係を格上げし、公然と台湾地区に武器を売却し、台湾地区のいわゆる「非対称戦力」の強化を手助けし、「台湾独立」分裂勢力を後押ししてきた。これが現状の変更でなければ、何なのか?民進党当局は「92年コンセンサス」の承認を拒み、「漸進的台湾独立」を頑なに推し進め、「脱中国化」を大々的に行ってきた。これが現状の変更でなければ、何なのか?中国側の対抗措置はいずれも、米国及び「台湾独立」勢力の挑発行為に対処するために行った必要かつ理にかなった反応であり、完全に正義であり合法的なものだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年8月10日