中国外交部の公式ウェブサイトによりますと、外交部米大(アメリカ州とオセアニア)司の楊涛司長は8日、米国が中国の西北工業大学にサイバー攻撃と機密窃取を行ったことについて、中国駐在米国大使館に厳正な交渉を申し入れました。
中国国家コンピュータウイルス応急処置センターと360(中国最大のインターネットセキュリティ企業)はこのほど、米国家安全保障局の傘下部門が中国の西北工業大学に対して実施したサイバー攻撃に関する調査報告書を発表しました。これを受け、楊司長は「関連事実ははっきりしており、証拠は確実かつ十分だ。米政府が中国の関連部門にサイバー攻撃を仕掛け、機密情報を盗んだのは初めてではない。米側の行為は中国の関係部門の技術秘密を著しく侵害し、中国の重要なインフラ、機構、個人情報の安全に重大な危害を及ぼしており、直ちに停止しなければならない」と指摘しました。
「中国国際放送局日本語版」2022年9月12日