上海協力機構(SCO)加盟国首脳理事会第22回会議が、世界の注目を集めている。SCO諸国は20数年に渡り「上海精神」を実践し、実務協力を絶えず促進した。貿易と投資の自由化・円滑化を促進し、「一帯一路」の高品質共同建設を掘り下げ、多くの成果を手にした。
相互信頼と互恵で発展の成果を共有
山と川を隔てて隣り合い、利益が共に交わる。「相互信頼、互恵、平等、協議、多様な文明の尊重、共同発展」という「上海精神」に基づき、SCO諸国は緊密に連携し、発展の成果を共有している。
「住民は新たな仕事を手にし、財政は新たな税収を手にし、都市は新たな命を手にした」カザフスダン南部の都市ジャナタスで、中国が設備と投資を提供した中央アジア最大の風力発電所が昨年完成し、稼働開始した。この寂れた工業都市が新たな活力を手にした。
「多くの雇用機会を創出し、市場の製品の空白を補い、重要な経済・社会的意義を発揮した」ウズベキスタン中部の工業都市のナボイで、ナボイ窒素肥料メーカーのポリ塩化ビニール生産ラインの忙しい生産シーンが、中国とウズベキスタンが共に発展と振興を目指し、人々に利益をもたらす縮図になっている。
「周知の通り、カザフスタンは海のない国だが、私たちの海は中国だ」カザフスタン貿易政策発展センター副主任によるこの感慨は、多くのSCO諸国の心の声を代表している。
中国は2018年6月に、青島市における中国―SCO地方経済貿易協力モデルエリアの建設を支持すると発表した。今やこの「SCOモデルエリア」は地域の重要な物流新ハブになり、カザフスタンなどの海のないSCO諸国に重要な輸出拠点を与えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年9月16日