温家宝総理が18日に召集した国務院常務会議で、「農民工(農村出身の出稼ぎ労働者)問題の解決に関する若干の意見」「エイズ対策条例(草案)」「娯楽施設管理条例(修正草案)」を原則可決した。
「農民工問題に関する若干の意見」は、農村出身の労働者をめぐる政府活動について、指針となる考え方や基本原則、政策措置を明確に打ち出したもので、出稼ぎ者に関する問題を解決するための重要なガイドラインとなる。
会議では、農村出身の労働者に関する政府活動を進める上で、当面は次の点に力を入れる必要があると強調した。
(1)農村出身労働者の低賃金、賃金支払いの遅滞といった問題の解決を急ぐ。
(2)農村出身労働者の労働管理を法に基づき規範化する。
(3)農村出身労働者への就業サービス・職業技能訓練をしっかり行う。
(4)農村出身労働者への社会保障問題を積極的かつ穏当に解決する。
(5)農村出身労働者に対し、公共サービスを適切に提供する。
(6)農村出身労働者の権利保障システムを整備する。
(7)農村労働力の近接地域への移転を促進する。
「人民網日本語版」2006年1月20日