2008北京国際プレスセンターで11日に行われた記者会見では、北京市の孫学才体育局副局長が、北京市民の体力づくりの状況について紹介した。
北京市政府は、北京オリンピックに向けての準備作業を全面的にスタートさせるために、2003年に『北京体育オリンピック行動計画』を実施した。北京市はこの5年、北京オリンピックの準備をきっかけに、「ヒューマンオリンピック」を重点に置き、市民の体質向上を目指して、市民の体力づくりのニーズを満たし、関連サービスのシステムを構築するために、「体を鍛えてオリンピックを迎えよう」といった一連の計画を立てた。
政府が指導し、社会各界が投資して人々が幅広く参加する「市民体育事業管理体制」は、5年間の努力で確立された。北京市では2007年末までに、7億2600万元を投資して、総面積419万平米の6069の体力づくりのための施設が設置された。また全ての町内や郷、鎮、地域、90%の行政村は体育組織を創立し、77の市クラスの体育協会と、419の区・県の体育協会も設立された。
また北京市は、地域の新たな体育事業のモデルを模索し、体力づくりが人々の日常生活と結びつくよう努力した結果、北京市民の7割の人がよく体を鍛えるようになった。
2007年末までに北京市では、一級国民体質観測ステーション1カ所、二級国民体位観測ステーション18カ所、3級国民体位観測ステーション229カ所が設立され、1500人の検査員の育成を行い、20万人の北京市民に体質測定を実施した。そして中国の『国民体質測定基準』の合格基準に達した北京市民は85%にも上った。
北京市は全面的に『学生体質健康基準』を実施し、学生の体質向上や学校のスポーツ施設の開放を促進している。
「チャイナネット」2008年8月12日