2008年北京五輪のために開発された総合情報サービス・救助システムが今年下半期から北京で試験的に導入される。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
同システムを開発した中国網通(チャイナネットコム)によると、同システム「五輪都市通」は、GPS機能付きの端末を利用することにより、無線ネットワークとコールセンターを通じて五輪の競技情報や、観光、交通、飲食、ビジネスなどの都市情報を得られるというもの。
これらの端末は携帯電話に形が似ており、空港、ホテル、観光地、中国網通の営業拠点でレンタルすることができるほか、ユーザーは自分の母語の端末を選択することができる。
また、端末には非常時用のボタンが設置されており、ボタンを押せばユーザーの母語のコールセンターに直接電話がつながり、救助を求めることができる。
「人民網日本語版」2007年5月31日