北京市の吉林・副市長は31日、北京オリンピックプレスセンターの記者会見で、大会期間中は北京市の一部車両を規制し、自動車の排ガス基準引き上げ、燃油の質的向上、外部からの車両進入の整備などを行って、車両増加が環境保護にもたらす挑戦に対処すると述べた。
吉副市長は「一部車両の規制は北京の実際問題からの考慮であり、以前の五輪開催都市でも行われている」と述べる。排ガス規制については、北京市は2008年に「国IV」の基準を採用し、基準の引き上げによって排ガスを減少させ、大気汚染を一定程度抑制する。排ガス基準の引き上げと同時に、市場に供給される燃油の品質を同基準と一致させる。
以前の排ガス基準には達していても現行の基準に違反となる旧型車は、徐々に整備または処分していくという。最初の処分対象となるのは、工業用車と政府機関の公用車。
「人民網日本語版」2007年6月1日