抑揚のある音楽の流れる中で、申雪選手と趙宏博選手は長春五輪体育館の光り輝く氷上で自分たちのパフォーマンスを決めた。この時、第六回アジア冬季競技大会の6日間にわたる激しいメダル争奪戦にも終止符が打たれた。中国選手団は金19、銀19、銅23の好戦績で日本と韓国に打ち勝ち、8年ぶりにアジア冬季大会のトップに返り咲いた。
2月2日に、バイアスロン女子6キロリレーと男子7.5キロリレー決勝で、中国選手は金メダルに輝いた。
2月3日は今大会の競技最終日。選手たちは最後のひとふんばりに燃えた。中国選手団は予想どおりにフィギュアスケート種目で金メダル2を獲得し、メダルランキングのトップの地位が決まった。日本選手団は最後にパワーをフルに発揮し、スキー・アルペン、アイスホッケー、フィギュアスケート種目で金メダルを手にし、金13、銀9、銅14の成績でランキング2位となった。韓国勢は金9、銀13、銅11で三位。
3日のフィギュアスケートで男子シングル、アイスダンス、ペアの金メダルが決まった。最初に行われた男子シングル決勝で、中国の徐銘選手、李成江選手はすばらしいパフォーマンスを示し、完ぺきなジャンプ、落ち着いた動作でパーフェクトな演技を披露し、194.19点、184.20点の成績でそれぞれ金、銀メダルに輝いた。
その後、注目を浴びる今大会最後の競技種目であるフィギュアスケートペア決勝が人々の期待にこたえるかのように演じられた。青い服を着た申雪選手と趙宏博選手は抑揚のある音楽の鳴り響くの中でひらひらと舞うように滑り出し、熟しずば抜けた技で高難度の動きを見せ、人々を感動の渦の中に巻き込み、195.55点の総得点でアジア大会での四連覇を遂げた。
これで第六回アジア冬季大会のすべての競技種目が終了した。中国選手団は大手の期待に背くことなく氷上と雪上の種目で好成績を上げ、ランキング一位となり、アジア冬季競技大会の王座を奪回した。
2月4日、8日間燃えつづけた第六回アジア冬季大会の聖火はだんだんと消えることとなり、長春・アジア冬季大会は幕を閉じることになった。氷雪の世界で燃えつづけた人々の情熱の支えのもと、長春大会のすばらしい思い出が人々の心に刻み込まれることになった。
「チャイナネット」 2007年2月4日