河北省の秦皇島市にある観光地、北戴河では、毎年多くの観光客でにぎわう。今年の夏も、北戴河の駐車場で高い料金をむさぼるケースが続出し、多くのメディアに取り上げられている。物価を監視する部門も改善を求めているが、依然として収まることがない。
秦皇島のニュースサイトでは、ネットユーザーからの不満が列挙されている。
ユーザー名「闌珊」さんは、「去年北戴河に行った時、海水浴場の駐車料金は20元で、外省の車だと50元だと言われた」とコメントしている。
河北省の職業プランナーである魏洪濱氏は、「碧螺塔酒吧公園では、外省車両は2時間10元、2時間以上だと20元ですむ。省内の車ならば10元だ」と説明する。
「痴心玩偶3333」さんは、「以前ツイッターで駐車料金が20元だったというつぶやきを見た。外省の観光客がぼったくられたんだなと、同情こそすれ気にならなかった。ところが今回、北戴河の駅に迎えに行ったときに駐車場で10元だと言われ、本当にびっくりした。お金を取るおばちゃんですら、申し訳なさそうな顔をしていた。彼女は、7月1日に値上げをしたばかりで、領収書も10元に統一されたのだと釈明していた。俺たちの街って、本当に恥ずかしい。そう思わないかい?」とコメント。
昨年7月、北戴河観光地の駐車場でのぼったくりが、中央人民ラジオ局で取り上げられた。小型車5元が基準なのに北戴河の一部の駐車場では40元だった。しかもスタッフの態度も横暴だったと、あるリスナーが指摘。その後、秦皇島市の物価管理部門が駐車場に対して改善を求めたが、現在に至るまでぼったくり現象は存在している。
小型車5元、大型車10元、昼間ならば時間制限なし。「価格法」に基づいて秦皇島市の物価局が制定した観光地駐車場料金の基準である。これは全市で適応されており、北戴河地区も遵守すべきものである。
基準価格の8倍を超えて駐車料金を徴収するのは、名門観光地である秦皇島や北戴河のイメージを悪化させる。関連部門は迅速に問題を処理し、街の印象を是正するよう、多くの市民が訴えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年8月22日