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奥チベットに入る
発信時間: 2008-09-25 | チャイナネット

日光山麓に位置するタシルンポ寺

タシルンポ寺

日光山麓に位置するタシルンポ寺 シガツェの広々とした通りの両側には新しい建物が建ち並んでいる。にぎやかな商店街には店舗が林立し、人々が集まっている。昔のままに残されているのは、日光山麓に位置するタシルンポ(扎什倫布)寺だけである。遠くから眺めると、タシルンポ寺の金色のてっぺんが、まばゆい光を放っている。山に寄りかかるようにして建てられ、非常に壮観である。

チベット語で「吉祥須弥(吉祥の山)」という意味を持つタシルンポ寺は、1447年に建てられたシガツェ地区における最大の寺院である。ラサのガンデン(甘丹)寺、セラ(色拉)寺、デプン(哲蚌)寺と合わせてチベット仏教ゲルク派の4大寺と呼ばれ、4世以来の歴代パンチェン(班禅)の行政中心地である。敷地面積は15万平米に及び、56の経堂を含む3600の部屋が設けられている。1961年3月4日、国家クラス重点文物保護施設となった。

まずタシルンポ寺院群の中でもっとも古い建物である大経堂に足を運んだ。大経堂はツォチン大殿ともいい、完成に12年あまりを要した。その前には600平米以上の講経場があり、パンチェンが僧侶たちに経文を講義したり僧侶たちが経文を検討したりする場所となっている。講経場の周りには石彫りの仏像、四天王、十八羅漢、様々な仏像千体、80人の高僧、菩薩及び飛天仙女がある。大経堂の真ん中にあるのはパンチェンの座である。



タシルンポ寺で幸福と健康を願う家族

ジアナーラーカン仏堂はチベットには稀な漢仏堂である。仏堂には、歴代皇帝がパンチェンに賜った古代の磁器、金や銀、玉などの入れ物、文成公主がチベットにやって来た際、一緒に運ばれて来た9体の青銅仏像、そして清代の皇帝からパンチェンに賜った重さ16.5キロの、漢、蒙古、チベットの3民族の文字の刻まれた金属製の官印が秘蔵されている。また、堂内には法輪をもちながら袈裟を着ている乾隆帝の大きな肖像画が掛けてあり、肖像画の下には、「道光皇帝万歳万歳万万歳」と書かれた道光帝の位牌が置かれている。

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