中国は2013年までに、日本に代わって世界第2位の観光市場に成長するとみられ、今後10年間に、中国の観光業は1000万人分の直接雇用を新たに生み出すとみられている。太平洋アジア観光協会(PATA)が発表した「2011年度アジア太平洋地域観光観測報告」によると、昨年中国を訪れた海外観光客は延べ1億1380万人で、前の年と比べて6%増加した。昨年中国を訪れた海外観光客は、北東アジアを訪れた海外観光客全体の61%、アジアを訪れた海外観光客全体の58%を占めた。
報告によると、VISAカードを利用した中国での消費額に基づくランキングのベスト3は、米国、日本、香港。昨年、米国経済は低迷が続いたが、米国からの観光客の中国での消費額は18%増の7億4110万ドルだった。日本からの観光客の消費額は25%増加し、6億1510万ドルに達した。昨年、世界のVISAカードホルダーが中国でカードを利用した件数は前年比で20%も増加した。平均利用件数からみると、米国、日本、香港が上位を占めた。
VISAが発表したデータによると、昨年、中国から海外へ出かけた観光客が、海外でVISAカードを利用して消費した金額は39%増加し、36億ドルに達した。米国は中国人観光客が最も多くVISAカードを利用した国で、利用額は64%増加し、11億ドルに達した。香港でのカード利用額は2%増の2億8320万ドルで、カナダでの利用額は27%増の2億2870万ドルだった。
VISAインターナショナルは、安全で、信頼できる世界的なクレジットカード会社で、世界200あまりの国と地域の個人、企業、金融機関、政府機関が利用している。
(新華網日本語)2011年9月17日