土と火の神を祭る元宵の伝統行事「山西社火節」

土と火の神を祭る元宵の伝統行事「山西社火節」。 北京に住んで10数年。元宵を食べ、爆竹を鳴らし、花火を打ち上げて賑やかに過ごす――それが伝統的な元宵節だと思ってきた。ランタンを見て謎かけをするというが、北京の中心部ではあまり見かけない…

タグ: 山西 社火節 土と火の神 中国の伝統祭り

発信時間: 2012-02-15 11:30:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

楊門女将の衣装に身を包んだ小さなドラマーはわずか6歳。

 

 晋中市は山西省の中部に位置し、北京から約500キロ、車で5~6時間ほどの距離にある。晋商と呼ばれた山西商人の本拠地として有名で、また世界遺産として名高い平遥古城は晋中市内にある。

社火節は旧正月期間中、特に元宵節前後に行われる民間の娯楽活動。社火節の社は土地の神、火は火の神を指し、その起源は土地と火の神に対する崇拝にある。最近ではそうした共同体儀式の色合いが薄れ、面白さや楽しさを求める娯楽性の高い催し物へと変化してきた。晋中の社火は2500年という長い歴史を持ち、形式が豊富で、その種類は200余りにのぼる。2007年、晋中市は中国民間文芸家協会から全国で唯一「中国社火の郷」の称号を与えられ、2008年から「中国・晋中社火節」を開催している。

「中国・晋中社火節」の目玉は元宵節当日に行われるパレードだ。このパレードには、銅鑼や太鼓の演奏、竜踊りや獅子舞、「高蹺」(高足踊り)、「鉄棍」や「背棍」(子供を鉄の棒の上に乗せて担いだり輿で持ち上げたりする出し物)、「旱船」(船と漕ぎ手を模した民間舞踊)など、域内各地区から多種多彩な出し物が集まる。

 

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