世界観光機関と中国国家観光局が共催する、第1回世界観光発展大会が北京で開催中だ。同大会は、中国の観光市場から近年利益を得ている、日本の観光業界から注目されている。
日本旅行業協会(JATA)の田川博己会長は、東京で中国メディアのインタビューを受けた際に、中国は世界観光市場で重要な役割を演じていると述べた。
日本最大の観光業界組織の責任者である田川氏は、「未来のアジアは、世界で最も重要な観光市場の一つになる。中国はその中で、重要な力を発揮する。世界の海外旅行者は現在、12億人弱に達しており、うち欧米諸国が高い比率を占めている。この人数は2030年に18億人規模に達すると予想されており、アジアは最も成長目覚ましい地域になり、4億8000万人規模に達する可能性がある」と述べた。