4月14日早朝、中国西北部の青海玉樹県でマグニチュード7.1の大地震が発生した。16日夜、現地の救援本部は、16日午後5時までに地震による死亡者は1144人、行方不明者は417人、負傷者は11744人で、負傷者のうち、1192人が重症だとの最新情報を発表した。
救援本部の夏学平報道官は、16日朝8時に発表したデータと比べて、死亡者と行方不明者の人数が急に増えたことについて、その原因を説明した。
一つは、前のデータは戸籍登録されている定住人口に基づいて収集したもので、流動人口が含まれていなかった。救助作業を展開しながら、流動人口の情報をだんだん把握できるようになり、増えた行方不明者の多くは流動人口である。もう一つは、掘り起こし重機の大量使用によって、生き埋めになってなかなか救出できない住民が見つかった一方、生き埋めになって死亡した住民も大勢見つかった。このため、死亡者と行方不明者の数が急に増えたという。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年4月17日