環渤海沿岸地域、海峡西岸経済区、北部湾経済区沿岸、 区、黄河中上流エネルギー化学工業区の5大地域の重点産業発展戦略環境影響評価(環境アセスメント)が16日に発表された。専門家の受け入れ調査が通過し、戦略的な環境影響アセスメントの基礎作業が終了した。
環境保護部は昨年初めから5大地域の戦略環境アセスメントをスタート。この5大地域は15省(自治区・直轄市)の 67の地区クラスの「市」と37つの県(区)が含まれ、国土面積は111平方メートル。経済規模は全国の5分の1を占め、石油化学、エネルギー、冶金、設備製造など10以上の重点業種に及ぶ。このように展開する地域が広く、カバーする業界が多い地域的な戦略的環境アセスメントの実施は中国では初めてだ。
地域的、流域的環境汚染、生態系の退化は、中国の環境保護における大きな問題であり、これによって引き起こされる多くの矛盾やトラブルは、社会の安定に影響を与える重要な要因になっている。そのため5大地域の戦略的環境アセスメントでは、地域産業の発展や生態の安全の矛盾、またそこに潜むリスクを全面的に分析。そして地域の生態環境の戦略的な保護目標や生態基準を明確にし、生態環境保護プロジェクトを計画して、地域の生態系の安全を保護するために、方向や原則、実現手段を提供し、根本的な防止配置的な環境リスクの重要なプラットホームを築いた。
また5大地域戦略環境アセスメントの報告により、産業の拡大政策実行や環境保全への投資の確保、環境マネジメント能力強化を優先し、生態機能を退化させないようにし、環境に負担をかけず、総排出量をオーバーせず、環境基準を下げないという4つの規準を保証する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年9月17日