国家科学技術部の張来武副部長は中国の省エネと排出削減の事情を紹介する
国家科学技術部の張来武副部長は、16日午後に行われた国務院新聞弁公室の記者会見で、「十一五(2006-2010)年」期間に国家科学技術計画が手配していた、省エネと二酸化炭素排出削減の研究開発項目の経費は100億元を超え、GDPの単位エネルギー消費量と主要汚染物の排出量の抑制に有力な支えとなっていると述べた。
張来武副部長は、中国は省エネと排出削減、資源の節約、環境にやさしい社会の建設を導くために、積極的に技術的な刷新を行い、全国民への科学的な広報を実施したと説明し、その具体的な内容を挙げた。
1.低炭素経済の特徴を持つ先端技術を取り込み、再生可能エネルギーと化学燃料のより効率的でクリーンな利用技術の難問を克服する。
2.製鉄、電力、建材、化学工業、農業などの重点分野で、省エネと排出削減の技術の普及や使用を推進する。
3.省エネと排出削減のモデルプロジェクトを推進し、戦略的新興産業の成長点を積極的に育成する。
4.全国民に省エネや排出削減の考えを広報し、こうした考えをより広く受け入れられるようにする。
5.省エネや排出削減における国際協力や交流を積極的に展開し、相互補完やウィンウィンの局面を形成する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年9月19日