北京では2日、「北京の国際トップレベルの観光都市建設」に関するイベントが開催され、北京市旅行局の張恵光局長は「北京に国際トップレベルの観光都市を建設する」をテーマに、「北京市の観光産業は全国でも真っ先にスタートし、長期の発展で産業規模や観光収入は全国各産業のトップにある。北京市の世界的な都市建設のプロセスでは、観光産業はすでに北京市がメインに支持する主導産業の一だ」と語った。
北京経済の迅速な発展は、観光産業の発展に堅固な基礎を築き、北京の観光収入は2009年には2442億元(約3兆円)に達して、全国の19.4%を占めた。
張恵光局長は「観光の優勢をさらに発揮し、北京市の近代化や国際化を加速するために、「第12次5カ年計画」の観光発展計画の制定に着手している。そして北京市都市発展全体計画に加え、次第に観光資源の多様化やサービスの円滑化、管理の精密化、観光市場の国際化を実現して、北京観光業の全方位的な開放とレベルアップを促進する」と話す。
北京市が考えている国際トップレベルの観光都市とは、2020年前に観光産業の増加値を全市GDPの1割以上にし、年間の海外観光の収入は100億ドル超、受け入れる外国人観光客は1000万人で、国内観光者は2億人というものだ。
張局長は、北京市政府は財政投入を増加し、主に観光のインフラ建設や資源の保護に用い、全面的に都市観光の環境レベルを向上させて、国内外の観光客が北京を訪れやすいようにすると説明する。
また北京市は観光産業の発展をより最優先し、来年には10億元(約125億円)を拠出して観光産業をサポートすることにしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月3日