2日間の日程で行われた朝鮮の核開発問題をめぐる米朝協議が29日、ニューヨークで終了した。双方はいかなる合意文書も発表しなかったものの、「真剣かつ実務的だった」と語った。
朝鮮の金桂冠(キム・ゲグァン)第1外務次官は「双方は真剣かつ実務的な協議を行い、共に興味を持つ問題について全面的に議論した。今後も米国と継続的に連携していきたい」と述べた。
アメリカの朝鮮問題担当のボズワース特別代表は記者会見で「今回の協議は、朝鮮側が非核化へ向けた具体的かつ不可逆的な措置を取る意思があるかどうかをを見極めるつもりだ。この角度から見れば、議論は真剣かつ実務的だった」とした上で、「朝鮮が真剣で積極的なパートナーとして6カ国協議再開を支持することを行動で証明すれば、6カ国協議の再開や米朝関係の改善、ひいては、地域の安定に向けた道筋が開かれていると改めて伝えた。次のステップを決める前に、米国は韓国や6カ国協議の他の参加国と緊密に協議する」と語った。
「中国国際放送局 日本語部」 2011年7月31日